Joel Haynes(ジョエル・ヘインズ)はカナダ・トロントで活動しているドラマー。15年ぶり3rdアルバムの2023年作とのことでベテランらしい演奏を聴かせてくれています。同じくカナダのサックスプレーヤー、シーマス・ブレイクを加えたカルテット作品です。前回に続いてピアノトリオ+ワンホーンとなります。
ジャズはドラムスから聴くことを書きましたが、このアルバムもドラマーがリーダーということで、非常に小気味よい、心地よい音のドラムスで気に入りました。シンバルでリズムをとって、スネアやタムはフィルイン(盛り上げ役)なことがよくわかります。スネアとバスドラでリズムをとるロックとは対称的ですね。ドラムスの音量もロックほど大きくないので、ピアノやウッドベースの音との掛け合いも楽しめます。
タイトル曲1.The Return からアップテンポで軽快です。こういう曲で仕事を始めると捗ります。4.Tomorrow Never Knows はビートルズのカヴァー。歌心を感じるシーマスのサックスにひと息リラックスできます。ラスト8.Payback ではまたアップテンポに戻ってスリリングなアンサンブルが楽しめます。ジョエルのドラムスがグイグイ引っ張って炸裂しています。
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