高校時代、中古のストラトキャスター(フェルナンデス)を手に入れた僕のアイドルはリッチー・ブラックモアでした。Rainbow(レインボー)を知ったのはやはりFMラジオでヒット曲「アイ・サレンダー」を聴いたのがきっかけ。1981年のアルバム「Difficult To Cure」の1曲目でした。当時よく読んでいたミュージックライフにもリッチーに関する記事は載っていたので、元ディープ・パープルの伝説のギタリストであり、白いストラトキャスターを弾く写真にカリスマ性を感じました。
LPレコードを買うのもやっとの小遣いでレインボーの2枚組ベスト盤を手に入れ、カセットにダビングして何度も聴きました。このベスト盤にはVo.がロニー・ジェイムス・ディオ期、グラハム・ボネット期の曲が入っていて、僕がレインボーでNo.1と思っている「Kill The King」や初めてギターをコピー弾きした「All Night Long」があります。のちにお年玉すべてを握りしめて秋葉原の石丸電気にてレインボーのLPレコードをコンプリートし、リッチーのポスターを手に入れ部屋に貼っていました。
1982年のアルバム「Straight Between The Eyes」発売後に武道館にライヴを観に行き、リッチーが登場したとき鳥肌が立ちまくったのを覚えています。同じ空間にあのリッチーがギターを弾きまくっているなんて。ポップになったといわれるジョー・リン・ターナー期でありますが、曲はどれも秀逸でリッチーのポップ性も垣間見ることができ、ちゃんとパープル時代のファンも満足させ、ギターもハードに弾きまくっています。ラージヘッド、スキャロップドフィンガーボード、センターピックアップ下げ、シンクロナイズドトレモロ浮かせ、トレモロアーム長太などリッチーのギターについてはまたいつか。