2021-06-17

空間オーディオ聴いてみた


Apple Musicの新サービスのもうひとつ「空間オーディオ」を聴いてみました。ロスレスやハイレゾよりもこちらのほうが以前と比べて「おぉ、違うかも!」と思う人が多いと思います。

空間オーディオの聴き方や対応機種についてはこちらを見ていただくとして、上の写真のようなマークが曲名の近くに表示されている必要があります。

最近のMacやiPhoneに内蔵されているスピーカーで鳴らしてみるのが最も簡単な方法。私はMacで鳴らしてみたのですが、音が周囲に拡がって、ちょっといままでにない音体験。スピーカーの無いところから音が鳴っている感じも味わうことができました。

iPhoneのLightning端子につないだヘッドフォンでも「拡がった!」感はわかりやすく感じることができます。AirPodsなどApple製のヘッドフォンではもっと感じることができるはずです。

この空間オーディオは「ドルビーアトモス」という技術を使っていて、NETFLIXなどの動画サービスでも多く使われているのですでに体験している人もいるでしょう。あの上下左右に拡がる感じを音楽でも実現したわけです。

音の仕上げ段階でこの技術に対応した制作を行う必要があり、すべての音源を変換すればいいというものではありません。アーティストにとって今後はドルビーアトモスも意識した音作りがなされていくでしょう。ドルビーアトモス以外にもソニーの360 Reality Audioがあって、やはり制作段階で対応した音源となります。

ヘッドフォンやスピーカーでこうした立体的な音響の技術は今後広まっていくでしょうし、進化していくと思います。作品への没入感や臨場感が増すだけでなく、スピーカーから出る音で部屋を気持ちよく満たしてくれる、ヘッドフォンで聴いているのにヘッドフォンじゃないみたい、そんな新しい音楽体験を意識した作品が生まれてくることが期待されるからです。

 

2021-06-09

Apple Music ロスレス/ハイレゾ 1日使ってみた

 


Apple Musicのロスレス&ハイレゾサービス、いつ始まるかと思っていたらやっぱりWWDC後でしたね。たった1日ですが使ってみた感想です。

肝心の音質ですが、Amazon Music HDと比較してみると第一印象「丁寧な音」と感じました。一見Amazonのほうが元気がいい音に思えますが、低音、高音ともに引き締まっていてより解像度が高いです。曲によっては「Apple Digital Masters」というアップル独自の音処理を施していて、この解像度は顕著になります。

人によってはAmazonの音のほうが良い(好み)と感じる人もいるかもしれません。ロスレス(非圧縮音源)やハイレゾ(高解像度音源※DAC機器必要)になると音の差も聴き分けはわずかなので、個人差があると思います。まずは霧が晴れたような音を楽しんでみてから、再度ポイントを絞って聴いてみることをオススメします。

むしろアプリの使用感が気になります。気に入ったアルバムや曲を「ライブラリに追加」して、ダウンロードせずにストリーミングで聴いているのですが、最初ロスレスマーク(曲の横の波マーク)が表示されていたのに、他の曲に移った際いつの間にか消えていて、曲の「情報を見る」→「ファイル」をクリックするとAAC(圧縮音源)になっていたなんてことがありました。

ライブラリから削除したアルバムを再度追加しようと思ったら、まだ削除されていないようで、「ファイル」→「ライブラリ」→「クラウドライブラリをアップデート」して、しばらくしたらやっと反映されていた、ということもありました。

今はまだ世界じゅうで、Apple Musicをあらためて使い始めているので不具合もあるのでしょう。しばらくしたら落ち着くと思われます。

そのうち、ロスレスやハイレゾを気にせず使うことになるんだと思います。そうなるとプレイリストの秀逸さとか、曲の探しやすさ、スマホや周辺機器との連携あたりが気になり出すでしょう。そういう意味で「Spotify HiFi」の開始にも期待しています。

2021-06-08

瞑想、効きます。


この数年間、4つの職場を掛け持ちしていました。どの事業も環境は厳しく、私のマネジメントも上手くいっているとはいえない状況が続きました。リーダーシップを発揮することでチームを前向きにしようと努力する日々でした。

職場を離れてみて気づいたことですが、常に頭の中が「ざわざわする癖」が抜けなかったのです。こちらの問題が解決すると、別の場所で問題が発生するといったことの繰り返しが続いていたせいでしょうか。心が休まる日はありませんでした。その心の状態がいつの間にか癖になっていたんだと思います。

以前からたまにやっていた「瞑想」をやってみましたが、職場から離れているにも関わらず「あそこは大丈夫かな」「ああしておけばよかったな」と次から次へと想いが湧き出て、むしろ疲れてしまうことも。

家族で映画やアニメを楽しもうと加入したNETFLIXに、たまたま見つけた『ヘッドスペースの瞑想ガイド』は前半が抽象的なアニメーションを見ながらの解説、後半は瞑想の実践で最初は呼吸から、というものでした。ぼんやり見てから瞑想に入るといった具合で、後半は目を閉じて音声だけを聞きながら「何もしない」状況をつくります。

複数エピソードがあるので、2〜3つくらい連続して見ることで心をリセットすることができます。一日のある時間をこの瞑想タイムにあてることを一か月間繰り返してみました。するとあの「ざわざわする癖」が無くなっていたのでした。最近ではこれからのことに頭を使うことができようになりました。

瞑想のやり方は人それぞれだと思いますが、自分にあった方法を見つけて、定期的にやってみるといいと思います。