ニューヨークにあるジャズクラブ「スモーク」はSmoke Sessions Recordというライブ音源シリーズをリリースしています。Facebookでもライブ配信したりして積極的にジャズアーティストをプロモーションしています。
何より音質が良くて「ああ、こんな音でライブ録音できたらなあ」と思います。マイクは各楽器をリアルにとらえて生々しく、バランスも素晴らしい。演奏が白熱してくるとジャズクラブさながらの熱気を伝えてきます。このシリーズの音源はすべてオススメです。
Buster Williams(バスター・ウイリアムス)はもう80歳にもなる伝説のベーシスト。ハービー・ハンコックやケニー・バロン、マイルス・デイヴィスとも共演しています。この新作ライブでも独特の黒ナイロン巻きスチール弦のタッチと沈み込む低音を聴くことができます。オススメは名曲 2.Estate でしっとり女性Vo.を聴かせて、6.42nd Street で不思議なコード感に酔い、7. I've Got the World on a String で小粋で元気がでる曲に乗ってみる...。自宅でジャズクラブ気分が味わえます。