6月にOTOTEN、7月にインターナショナルオーディオショウに行ってきました。量販店でさえオーディオ売り場が縮小していく時代に、果たして“オーディオ”がどれほど一般的なものなのか疑問でありますが、こうした展示会に行くと来客の意外な多さに驚き、関わっている業界の方々の懸命さに少し嬉しくなったりします。
やっぱり来客は僕のようなオジサンが多いですね。70年代80年代のオーディオ最盛期に夢中になった世代ということでしょう。しかしあと10年もすると...。若い世代にとってどうなんでしょう。オーディオってヘッドフォンやイヤフォンで聴くこと?Bluetoothスピーカー?という感じかな。そうなるとスピーカーの前でじっくり聴くスタイルはニッチなのかもしれないと思ったりします。
ニッチで何が悪いとばかりに、高級機のデモを聴きます。きちんと調整された環境で聴く高級機の音は、余裕があって、眼の前にあらゆる音が鮮明に表現されて、素直に「あぁ音楽っていいなぁ」と思わせる揺るがないチカラを感じます。家を買うよりは安いし、高級車を買うくらいのつもりでこの音が手に入るなら、という値段です...。夢があるのはいいことですよね。
OTOTEN 2024 |