Apple Musicの新サービスのもうひとつ「空間オーディオ」を聴いてみました。ロスレスやハイレゾよりもこちらのほうが以前と比べて「おぉ、違うかも!」と思う人が多いと思います。
空間オーディオの聴き方や対応機種についてはこちらを見ていただくとして、上の写真のようなマークが曲名の近くに表示されている必要があります。
最近のMacやiPhoneに内蔵されているスピーカーで鳴らしてみるのが最も簡単な方法。私はMacで鳴らしてみたのですが、音が周囲に拡がって、ちょっといままでにない音体験。スピーカーの無いところから音が鳴っている感じも味わうことができました。
iPhoneのLightning端子につないだヘッドフォンでも「拡がった!」感はわかりやすく感じることができます。AirPodsなどApple製のヘッドフォンではもっと感じることができるはずです。
この空間オーディオは「ドルビーアトモス」という技術を使っていて、NETFLIXなどの動画サービスでも多く使われているのですでに体験している人もいるでしょう。あの上下左右に拡がる感じを音楽でも実現したわけです。
音の仕上げ段階でこの技術に対応した制作を行う必要があり、すべての音源を変換すればいいというものではありません。アーティストにとって今後はドルビーアトモスも意識した音作りがなされていくでしょう。ドルビーアトモス以外にもソニーの360 Reality Audioがあって、やはり制作段階で対応した音源となります。
ヘッドフォンやスピーカーでこうした立体的な音響の技術は今後広まっていくでしょうし、進化していくと思います。作品への没入感や臨場感が増すだけでなく、スピーカーから出る音で部屋を気持ちよく満たしてくれる、ヘッドフォンで聴いているのにヘッドフォンじゃないみたい、そんな新しい音楽体験を意識した作品が生まれてくることが期待されるからです。
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