2019-09-22

アフターデジタル

「アフターデジタル」読みました。

あくまでも“リアル”が主役であって、インターネットとかスマホとかそういうのをリアルのためのツールとして捉えていましたし、私自身明らかに“ビフォーデジタル”的考え方から抜け出ていないわけですが、パラダイムシフトはすでに地球上で加速していることをこの本で知りました。
(中国にすら行ったことがない私が、知った気になっているだけかもですが)

かくいう私もGoogleシステムにどっぷり浸かっていますし(このブログもそう)、もはやGmailやGoogle Driveを使わずに仕事をするなんて不便利そのもの。FacebookやSlack、だけでなくAmazon、SpotifyやYouTubeもスマホとPCを多用しているので、私の行動データは企業によって常に吸い上げられています。

でもまだ決済システムはそれほどアフターデジタルしていないぞ、いないはず、ん?したくない?…いやポイントをスマホでバーコードをピッっとしているか…購買履歴表示されているぞ…PayPayってさ…。位置情報だって気をつけている、あれ?道に迷ったときGoogleマップ使っている…天気見るときに現在地を…。スマホを触らなければいいのか…監視カメラが街中に…顔認識技術…そういやFacebookに写真アップしているな。


怖いとか同調圧力とか、望むとか望まないとか、ではなく進行しているわけです。そりゃこれからも事件事故あるでしょうし、だから言ったこっちゃないってなるでしょうけど、もうデジタルの中に“リアル”があることは避けられない逃げられない事実。

これからビジネスをしていこうと思ったら、このアフターデジタル前提で考えることになるのでしょう。音楽ビジネスはもちろんジャズレストランもパン屋さんも例外なく。温かみのあるサービスを考えるのならもっとデジタルに入っていかないと。

ビフォーデジタルではいろいろとうまく行っていないわけで、アフターデジタルだとうまく行くのかはわからんってことなんだけどやってみましょうよと。