「アフターデジタル」読みました。
あくまでも“リアル”が主役であって、インターネットとかスマホとかそういうのをリアルのためのツールとして捉えていましたし、私自身明らかに“ビフォーデジタル”的考え方から抜け出ていないわけですが、パラダイムシフトはすでに地球上で加速していることをこの本で知りました。
(中国にすら行ったことがない私が、知った気になっているだけかもですが)
かくいう私もGoogleシステムにどっぷり浸かっていますし(このブログもそう)、もはやGmailやGoogle Driveを使わずに仕事をするなんて不便利そのもの。FacebookやSlack、だけでなくAmazon、SpotifyやYouTubeもスマホとPCを多用しているので、私の行動データは企業によって常に吸い上げられています。
でもまだ決済システムはそれほどアフターデジタルしていないぞ、いないはず、ん?したくない?…いやポイントをスマホでバーコードをピッっとしているか…購買履歴表示されているぞ…PayPayってさ…。位置情報だって気をつけている、あれ?道に迷ったときGoogleマップ使っている…天気見るときに現在地を…。スマホを触らなければいいのか…監視カメラが街中に…顔認識技術…そういやFacebookに写真アップしているな。
怖いとか同調圧力とか、望むとか望まないとか、ではなく進行しているわけです。そりゃこれからも事件事故あるでしょうし、だから言ったこっちゃないってなるでしょうけど、もうデジタルの中に“リアル”があることは避けられない逃げられない事実。
これからビジネスをしていこうと思ったら、このアフターデジタル前提で考えることになるのでしょう。音楽ビジネスはもちろんジャズレストランもパン屋さんも例外なく。温かみのあるサービスを考えるのならもっとデジタルに入っていかないと。
ビフォーデジタルではいろいろとうまく行っていないわけで、アフターデジタルだとうまく行くのかはわからんってことなんだけどやってみましょうよと。
2019-05-01
平成→令和
平成が終わって令和になりました。本日から上皇になられる第125代天皇は「生前退位」という選択を自ら決断し実行され、未来につなげたのだと思います。
世の中を観察していくといろいろな変化を感じます。私は1988年に大学を卒業し、社会人になったその歳に昭和から平成に元号が変わりました。仕事人生
の30年間は平成とともにあったのです。大きな天災や想像外の事件が次々と起きる中、私個人の仕事や生活も激動した30年であったと思います。
なかでも大きく変わったと思うのが「価値観」です。物質的、経済的豊かさよりも「大切な人と過ごす時間」や「かけがえのない経験」を求めるようになっています。
それは誰かが与えてくれるものではなくて、自ら試行錯誤していくことでしか得られないもの。そこに自分で考えたビジョンや世界観をもつことで、人から人へつながっていき、やがて持続可能になっていく。
20年ほどお世話になった大好きな車と、この4月にお別れすることにしました。友人の紹介で大事に乗ってくれる人のもとへ旅立っていきました。つらい時期も楽しい時期も一緒に過ごした車であり、思い出は尽きません。今後たぶん車を所有することはないと思います。この車以外に考えられない。これもひとつの私の選択です。
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