2023-07-24

新規事業をはじめるには

 

新規事業はちょっと思いつきで出来るものではありません。構想◯◯年とか言いますが、発起人がずっと長い間あたためてきたアイデアをやっと具現化するときが来たと始めることが多いと思います。その言い出しっぺたった一人の行動力にかかっています。実現するために人に会って話を聞いたり、その場所を何回も訪れてみたりしてずっとシミュレーションしてきているのです。

既存事業がうまくいかなくなったので新規事業の検討を始めるでは遅いということです。やるとすれば、新規事業をやってくれるパートナーを探すしかありません。そのパートナーはずっとアイデアをあたため行動してきた人なので実現可能性が高いでしょう。スタッフ、場所、資金はあとづけで考えます。

既存事業が盛り上がり収益に貢献しはじめたときこそが、新規事業の検討開始時期となります。スタッフや労働時間といった人的リソースの割合を、既存事業8割、新規事業2割だったものを新規事業8割〜7割に急転回します。既存事業は自動化と省力化、アウトソース化を徹底して推し進める必要があります。

現場からはきっとブーイングでしょう。いままでのやり方を変えたくない慣性の法則がはたらいていますから。既存事業が稼いでいるのだからと頭ごなしに否定してくるはずです。でも既存事業はやがて寿命を迎えます。競合は参入してくるし、ユーザーも飽きてくるし。ここは社長が宣言して方向を示すべきところなのです。

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