5月10日赤坂にあるMZES TOKYO(エムゼス)の「BANDiSH HEADPHONE LiVE」に行きました。観客全員がヘッドフォンをつけてライヴ鑑賞するという僕にとって初体験のライヴでした。YouTubeでスナーキー・パピーが演っているのを観たことがあって、店長から企画を聞いたとき「あれか!楽しそう」と思って乗り気でした。
MZESでもミュージシャンと観客が、ステージと客席に分かれているのではなく、機材を囲んで同一円上に車座になります。だから隣にミュージシャンが立っていて楽器もすぐそば、なんて人もいます。ミュージシャン同士も少し遠くでアイサインを送りながら演奏して、観客もその中にいるような感じです。
そして全員がヘッドフォン。持ち込んでいる人もいれば、店から借りる人も。自席のミキサーでボリューム調整して聴くことができます。ライン(マイクで音を拾うのではなく、ケーブルで直接つなぐ楽器)の音が(もちろん)とてもクリアー。まるでレコーディング現場に一緒に入って音を聴いているかのように各楽器の演奏を聴くことができます。
ちなみに演奏途中でヘッドフォンを外すと、ドラムスとサックスの音しか聴こえない。そりゃそうだ。再度ヘッドフォンをつけると彼らのミラクルな演奏が繰り広げられています。ふだんイヤフォンやヘッドフォンで音楽を聴く人は、このほうが違和感ないんじゃないかな。実際観客のみなさんも首や肩をゆすって聴き入っていました。(手拍子しても聴こえない、んだ)
BANDiSHは若手の敏腕ミュージシャンによるインストゥルメンタルグループ。メンバーは中林俊也Sax、ほんまひかるSax、宮本憲G、金沢法皇Key、杉浦睦B、大場俊Ds。ジャズやフュージョン、ポップスを新しい切り口で聴かせてくれる、観て聴いて楽しいライヴでした。
当日は映像制作チームも入って、各楽器にカメラが向けられ、ソロまわしをリモートで回転するカメラがとらえるという仕掛けもあり、後日映像コンテンツとしてリリースするとのこと。音源もサブスクに掲載されるそうなので楽しみにしています。
六本木ジャズクラブ時代の仕事仲間であるB店長、そして音響エンジニアのKくんにも久々に会えてうれしかった。Sシェフとチームワークで新しいことにチャレンジしている姿がかっこよかったです。
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