Joshua Redman(ジョシュア・レッドマン)はアメリカのサックス奏者で作曲家です。若くしてすでに風格のある1993年作「Wish」はパット・メセニーが参加していることもあってCDで聴きました。Dr.のエリック・ハーランドらと組んだJames Farmの「City Folk」での彼もオーソドックスでありながら味わいのある佇まいが好きでよく聴きました。
今回はブルーノートからのデビュー作とのことで、ガブリエル・カヴァッサという女性ヴォーカルを迎えて、P.アーロン・パークス、B.ジョー・サンダース、Dr.ブライアン・ブレイドという鉄壁の布陣で作り上げた作品です。このメンバーらしく叙情的でゆったり聴き入る曲が揃っていて、温かいコーヒーでも飲みながらリラックスしてアメリカ各地を巡ります。
カート・ローゼンウィンケルのギターから始まる2.Streets Of Philadelphia はブルース・スプリングスティーンのナンバーでアメリカへの愛を感じるような曲。続く3.Chicago Blues は不思議なコード進行とブルースを混ぜていかにもジョシュアらしい曲。面白いイントロの7.Manhattan ではギターとサックスの掛け合いが楽しい曲です。
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