Kenny Barron(ケニー・バロン)はアメリカのジャズピアニスト。スタン・ゲッツを始め数多くのミュージシャンとの名演を残す大ベテランです。2008年本作にも参加しているベースの北川潔さんリーダー作での共演もよく聴きました。本作にはグレッチェン・パーラトやリオーネル・ルエケも参加しているほか、スティーヴ・ウィルソンのソプラノサックスが耳に心地よいです。
本作とブランフォード・マルサリスのEternalは、僕にとっての癒やしのアルバムで、仕事を終えた後の夜や、お風呂タイムのお供として本当によくかけていました。ケニー・バロンのピアノはけして弾きすぎることはなく、そしてフレーズは多彩でつい耳が追いかけてしまう。飽きることがなく、次に聴いたときにはああこんなの弾いていたのかと発見もある、そんな演奏です。
さぁてゆっくりするか、とプレイボタンを押して1.The Traveler に身を委ねます。続く2.Clouds があまりに心地よくて寝落ちしそうになりますが、3.Speed Trap での北川さんの速くてアタッキーなベースに驚きながら体をほぐしてもらいます。再び4.Um Beijo のグラディ・テイトのダンディな歌声でリラックス。といったナイト・ルーティンを何回繰り返したことでしょう。
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