2021-04-23

withデジタル時代の音楽ビジネス 〜ユーザー視点〜

レコードやCDを買って&借りて聴く、チケットを買って観る。情報源はテレビ、ラジオ、雑誌そして友達でした。どうしたら売れるかは、割と大雑把でシンプルでした。

10代の娘も音楽が好きです。親譲りです、と言いたいところですが様子は違います。世の中とのつながりはスマホです。家にいるときの使用頻度は高いので、どんどんパーソナライズされています。Instagram、TikTok、YouTubeなどのアプリを使いこなして、お気に入りの動画を友達と共有して楽しんでいます。その過程で音楽に接しているのです。

勉強したり、なにか作業をするときに、Spotifyなどの音楽サブスクサービスを使って、お気に入り楽曲のプレイリストをひとり繰り返し聴いています。サブスクから曲を知ったりすることもあります。こうしてAirPodsはずっと耳に入っています。

大人だってスマホやPCを活用してもっと音楽を楽しむようになると思っています。自分が作ったプレイリストを披露しあって語り合うアプリ、バックミュージシャン、スタジオ名、エンジニアや制作エピソードなどを読みながら聴けるサービス、ファン同士アーティストの応援をもっと盛り上げる活動など、いままでになかった音楽の楽しみ方はすでに始まっています。

アーティストと同一空間を共有するライブイベントは格別な体験ですが、オンラインライブは直接会えていない分、オーディエンスとの双方向サービスやファン同士のコミュニケーション、限定販売やプレミアムサービスなど工夫を凝らしたものになっていくでしょう。

私としては、音楽をもっと深く楽しんでもらうために「高音質」な環境をリーズナブルにと考えていますがそれは今後の課題にしたいと思います。


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