2023-02-10

Naked / Talking Heads

 

Talking Headsのラスト・アルバム「Naked」はVo.&G.のDavid Byrne(デヴィッド・バーン)がラテン音楽にのめり込んでいったことが色濃く出たアルバムでした。ニューヨーク・パンクCBGBあたり出身としてはArto Lindsayも同様で、そうしたパンクとラテン音楽をミクスチャーした感じが好きでよく聴きました。

このアルバムも演奏は本格的なラテン音楽なのだけど、そこにDavid Byrneが乗っかると不思議なスパイシーテイストになり病みつきになります。新しいギター・ミュージックを聴いているようで新鮮でした。

オススメはマンボ調の 2.Mr Jones 、夏が来たーって感じの 3.Totally Nude 、ギターの音が気持ちいい 5.(Nothing But) Flowers あたりがラテン音楽的には楽しいと思います。


2023-02-09

期限を「3」で決める

 

仕事は期限を決めないと出来ません。あらかじめ決まっているものもありますが、社長の仕事は自分で期限を決める必要があります。ある結果を出すための途中の期限(マイルストーン)も含めて大枠を決めていきます。

僕の場合は、ざっくり「3」のつくところにターゲットを置きます。3日、3週間、3ヶ月、3年。

たとえば事業の立て直しに3ヶ月、ビジョンの実現に3年、として3週間後にはこういう結果を出す、そのためには3日後までに○○を伝える、とか。企画の1番目の実行を3ヶ月、プロジェクト完遂に3年、として3週間後までには企画をチーム内オーソライズ、そのために3日後までにたたき台をつくる。

規模によっては「1」のものもあるでしょうし、ビッグな「6」もあるでしょう。お客様の都合もあるし、チームワークなので前後するでしょうが、まずはリーダーとしてざっくり自分の中にスケジュールを持ちます。得たい結果をもたらすにはステップが必要ということですね。

2023-02-08

Nothing But The Truth / Ruben Blades

 

Sting絡みで知ったアーティスト、Ruben Blades(ルーベン・ブラデス)。ラテン音楽でありダンスジャンルでもあるサルサ出身の歌手です。ラテン音楽初心者だった僕には馴染みやすいソングと音作りで、その後繰り返し聴いて今に至ります。

オススメはSting作の 2.I Can't Say これはサンタナかと想わせるCarlos Riosのギターソロが最高です。ドラムスはなんとJeff Porcaroでさすがの気持ちよいグルーヴ。同じくポーカロがドラムスの 7.In Salvador レゲエのリズムとマイナー曲調が耳に残ります。Lou Reed作&ギターの 6.The Calm Before The Storm はいかにもルー・リードらしいロックナンバーでこのアルバムのキャラを決定していると思います。

ラテン音楽は六本木にあったWAVEというCDショップでいろいろ教えてもらいました。なかでもRubenやWillie Colonが在籍していたFania All-Starsの1972年のLive at the Cheetah 1&2 はサルサの熱気そのものを記録したアルバムで最高にノレます。


2023-02-07

その議論、なんか違うんだよね

 

「あの人の言っていること、なんか違う」「何度言ってもわからないよね」「話にならん」とミーティングのあとに愚痴ったりしてしまうこと、ありますね。

その議論は、どのレイヤーの話かを確認する必要があります。上位は「ビジョン」この組織がどんな存在でありたいか、どんな価値を目指しているか。中位は「戦略」そのビジョンのたどり着くにあたり、何を重点的にやるか、何はやらないか。下位は「戦術」その戦略を実現するための方法、複数の選択肢。

戦略を決めていないのに、戦術の水掛け論を30分もやっているなんてことはよくあります。話が合わないのは、そもそもビジョンからしてちゃんと腹落ちしていないからでは。ビジョンと戦略がきちんと共有されていれば、戦術はいくら挙げてもいいのです。あとで取捨選択すればいいので。

そのためにも社長やリーダーは、ビジョンと戦略をきちんと文字にして明文化しておく必要があります。それを読まずしてミーティングするなんて時間の無駄です。戦略は毎期あるいは毎月変わることだってあります。環境は変化していますから。そして戦術を建設的な議論にしていきましょう。

2023-02-06

On & On / José James

 

ジャズ・ヴォーカルJosé James(ホセ・ジェイムス)の2023年新作。今回はErykah Badu(エリカ・バドゥ)へのトリビュートアルバムで、これは聴かなきゃとライブラリに入れました。

Erykah Baduは全アルバム必聴の重要アーティストで、ソウルR&Bにヒップホップとジャズを掛け合わせたスタイルの先駆者。図太いベースラインに乗せたクールな楽曲は惚れ惚れするほどかっこいい。リスペクトしているアーティストは多いと思います。

José Jamesも独自のR&B×ヒップホップスタイルを確立していて、やはりジャズ感強めです。近くで歌っているような細かなニュアンスを感じさせるヴォーカルが特徴です。オススメ曲は名曲1.On & On , ゆったりしたリズムが心地よい5.Gone Baby, Don't Be Long 。お酒と一緒にどうぞ。

2023-02-03

Random Abstract / Branford Marsalis

 

Stingソロ1枚目「The Dream of the Blue Turtles」(1985年)は曲も演奏も好きでよく聴いていました。ジャズをもっと知りたくなって、そこで演奏しているサックスのBranford MarsalisとピアノのKenny Kirklandが参加しているこのアルバム「Random Abstract」(1988年)を買いました。

1曲目Yes and Noからもうジャズらしいジャズ。スリリングで緩急自在で淀みない演奏。そうか、これか!と社会人なりたての僕は新しい世界が開けたような気がしたものです。Branfordのサックスは堂々としていて音楽を知り尽くしている感じ。そこにKennyのピアノがエレガントに絡んできてドラマチックな展開を生む。

この1曲目はWayne Shorterの名盤「Juju」に入っている「Yes or No」という曲だと知ったのは随分あとでした。しかも誤表記。Kenny Kirklandは1枚のリーダー作を残して10年後43歳の若さでこの世を去ってしまいました。

オススメ曲は、John Coltraneを想わせる2.Crecent City , Kenny作の4.LonJellis そして圧巻はOrnette Colemanの6.Lonely Woman で、静かに始まって徐々に感情が高まり、この曲の世界にどっぷり浸る名演奏。今でも一人夜中に聴くイチオシ曲です。


2023-02-02

たかがペーパーレス、できますか?

時代は変わったんだから、徹底的にペーパーレスしましょう。オンラインミーティングもできているので、クラウド参照かファイル添付で全部いけます。プリンタはつながない。FAXなんてもってのほか。名刺も電子交換できますね。

契約書のやりとりもクラウドサインを使ってみたら、あっけなく電子署名できます。登録しなくてもサインできます。契約書の整理もしやすい。税務申告だってe-Taxで家でできちゃいますね。領収書も写真に撮って自動計上できるサービスを使います。ファイル化したものはすべてクラウドに。PCが壊れても心配いりません。

以前、社内文書をメールで承認してもらっているのに、わざわざ印刷してハンコを押して、本社まで持って来いなんて言う社長がいました。ハンコが曲がっていたりすると再度印刷して押印とか...。いまや役所や荷物配達もハンコレスになってきて喜ばしいことです。

こういうことはトップが決行しないと。社員からは言い出しません。印刷したりファイリングしたりするのを仕事にしているような人もいますから。言い訳や文句も出てくるでしょう。たかがペーパーレス化ですが時代に適応していくことで生き残る意志を示したいものです。