2023-02-08

Nothing But The Truth / Ruben Blades

 

Sting絡みで知ったアーティスト、Ruben Blades(ルーベン・ブラデス)。ラテン音楽でありダンスジャンルでもあるサルサ出身の歌手です。ラテン音楽初心者だった僕には馴染みやすいソングと音作りで、その後繰り返し聴いて今に至ります。

オススメはSting作の 2.I Can't Say これはサンタナかと想わせるCarlos Riosのギターソロが最高です。ドラムスはなんとJeff Porcaroでさすがの気持ちよいグルーヴ。同じくポーカロがドラムスの 7.In Salvador レゲエのリズムとマイナー曲調が耳に残ります。Lou Reed作&ギターの 6.The Calm Before The Storm はいかにもルー・リードらしいロックナンバーでこのアルバムのキャラを決定していると思います。

ラテン音楽は六本木にあったWAVEというCDショップでいろいろ教えてもらいました。なかでもRubenやWillie Colonが在籍していたFania All-Starsの1972年のLive at the Cheetah 1&2 はサルサの熱気そのものを記録したアルバムで最高にノレます。


2023-02-07

その議論、なんか違うんだよね

 

「あの人の言っていること、なんか違う」「何度言ってもわからないよね」「話にならん」とミーティングのあとに愚痴ったりしてしまうこと、ありますね。

その議論は、どのレイヤーの話かを確認する必要があります。上位は「ビジョン」この組織がどんな存在でありたいか、どんな価値を目指しているか。中位は「戦略」そのビジョンのたどり着くにあたり、何を重点的にやるか、何はやらないか。下位は「戦術」その戦略を実現するための方法、複数の選択肢。

戦略を決めていないのに、戦術の水掛け論を30分もやっているなんてことはよくあります。話が合わないのは、そもそもビジョンからしてちゃんと腹落ちしていないからでは。ビジョンと戦略がきちんと共有されていれば、戦術はいくら挙げてもいいのです。あとで取捨選択すればいいので。

そのためにも社長やリーダーは、ビジョンと戦略をきちんと文字にして明文化しておく必要があります。それを読まずしてミーティングするなんて時間の無駄です。戦略は毎期あるいは毎月変わることだってあります。環境は変化していますから。そして戦術を建設的な議論にしていきましょう。

2023-02-06

On & On / José James

 

ジャズ・ヴォーカルJosé James(ホセ・ジェイムス)の2023年新作。今回はErykah Badu(エリカ・バドゥ)へのトリビュートアルバムで、これは聴かなきゃとライブラリに入れました。

Erykah Baduは全アルバム必聴の重要アーティストで、ソウルR&Bにヒップホップとジャズを掛け合わせたスタイルの先駆者。図太いベースラインに乗せたクールな楽曲は惚れ惚れするほどかっこいい。リスペクトしているアーティストは多いと思います。

José Jamesも独自のR&B×ヒップホップスタイルを確立していて、やはりジャズ感強めです。近くで歌っているような細かなニュアンスを感じさせるヴォーカルが特徴です。オススメ曲は名曲1.On & On , ゆったりしたリズムが心地よい5.Gone Baby, Don't Be Long 。お酒と一緒にどうぞ。

2023-02-03

Random Abstract / Branford Marsalis

 

Stingソロ1枚目「The Dream of the Blue Turtles」(1985年)は曲も演奏も好きでよく聴いていました。ジャズをもっと知りたくなって、そこで演奏しているサックスのBranford MarsalisとピアノのKenny Kirklandが参加しているこのアルバム「Random Abstract」(1988年)を買いました。

1曲目Yes and Noからもうジャズらしいジャズ。スリリングで緩急自在で淀みない演奏。そうか、これか!と社会人なりたての僕は新しい世界が開けたような気がしたものです。Branfordのサックスは堂々としていて音楽を知り尽くしている感じ。そこにKennyのピアノがエレガントに絡んできてドラマチックな展開を生む。

この1曲目はWayne Shorterの名盤「Juju」に入っている「Yes or No」という曲だと知ったのは随分あとでした。しかも誤表記。Kenny Kirklandは1枚のリーダー作を残して10年後43歳の若さでこの世を去ってしまいました。

オススメ曲は、John Coltraneを想わせる2.Crecent City , Kenny作の4.LonJellis そして圧巻はOrnette Colemanの6.Lonely Woman で、静かに始まって徐々に感情が高まり、この曲の世界にどっぷり浸る名演奏。今でも一人夜中に聴くイチオシ曲です。


2023-02-02

たかがペーパーレス、できますか?

時代は変わったんだから、徹底的にペーパーレスしましょう。オンラインミーティングもできているので、クラウド参照かファイル添付で全部いけます。プリンタはつながない。FAXなんてもってのほか。名刺も電子交換できますね。

契約書のやりとりもクラウドサインを使ってみたら、あっけなく電子署名できます。登録しなくてもサインできます。契約書の整理もしやすい。税務申告だってe-Taxで家でできちゃいますね。領収書も写真に撮って自動計上できるサービスを使います。ファイル化したものはすべてクラウドに。PCが壊れても心配いりません。

以前、社内文書をメールで承認してもらっているのに、わざわざ印刷してハンコを押して、本社まで持って来いなんて言う社長がいました。ハンコが曲がっていたりすると再度印刷して押印とか...。いまや役所や荷物配達もハンコレスになってきて喜ばしいことです。

こういうことはトップが決行しないと。社員からは言い出しません。印刷したりファイリングしたりするのを仕事にしているような人もいますから。言い訳や文句も出てくるでしょう。たかがペーパーレス化ですが時代に適応していくことで生き残る意志を示したいものです。

2023-02-01

Greed / Ambitious Lovers

 

高校時代からずっとハードロック&ヘヴィメタル好きのギターキッズです。大学3年くらいからは曲作りに挑戦するようになり、他ジャンルの音楽もいろいろ聴くようになりました。

大学を卒業して社会人になったのが1988年。CDショップで試聴したこのアルバムのカッコよさに衝撃を受けました。Arto LindsayとPeter Schererによるユニット、Ambitious Loversの“Greed”です。

ファンクなんだろうけど、このバネの効いたリズムはなんだ。大胆なシンセの音に高揚する。頼りないヴォーカルが耳に残る。そして突然入ってくるガシャガシャしたギターの音。ケイオスなのに洗練されていて全曲必聴です。あえてオススメは、2.privacy , 4.king , 7.love overlap , 11.quasi you かな。5.omotesando もいいですよ。

かつてStingがレゲエやジャズへの扉を開いてくれたように、Arto Lindsayはブラジル音楽への扉を開いてくれました。そしてギターをまったくチューニングしないことも。


2023-01-31

ZoomもSlackも使いこなそう

 

社員のコミュニケーション環境を用意するのも社長の仕事です。コロナ以前は賃貸オフィスを用意してミーティングだったわけですが、今はオンラインで仕事ができるように快適なツールを用意するのは当然になっています。

Gmailは社外のお客様とのやりとりに使いますが、社内はSlackです。チャット形式でプロジェクトごとのスレッドや権限、通知の条件を細かく設定できます。事務連絡やほとんどの報告事項はSlackで、面と向かって話すのは解決策を見つけたいときに絞ります。

コロナ中にZoomオンラインミーティングはすっかり浸透しました。時代は変わりました。社長自ら率先して新しいツールを使っていかないと。「古い人間だから」なんて言い訳は通用しなくなりました。

24時間待機状態や仕事漬けも通用しません。オフになったら通知を切ってまた明日。「なぜ返事しない?」「もっと発言してよ」なんて言うのもタブーになりました。使っていくうちに発言のしかたやさまざまな設定を学んでいきましょう。