Willie Morris(ウィリー・モリス)はニューヨークで活躍するアメリカのジャズサックス(テナー)奏者。2024年本作はリーダーとしてのセカンドアルバム。ジュリアード音楽院でインストラクターも務めているそう。メンバーは、パトリック・コーネリアスA.Sax、ジョン・デイヴィスP、ボリス・コズロフB、ルディ・ロイストンDrというクインテットで今のNYジャズ最前線の演奏が聴けます。
タイトルのAttentive Listening(注意深く聴く)どおりよく聴いてみると、曲中に実にいろいろなことをやっていてこれぞジャズミュージックだなと思います。エコーなどエフェクトはなくひとつひとつの楽器の音がくっきりと聴こえ、目の前で演奏しているかのよう。メンバー間のアイコンタクトや白熱したとき、リラックスして演奏しているときの表情まで思い浮かべることができそうです。
ウィリーのオリジナル曲がまた素晴らしい。才能が溢れ出ている1.Water Fountain of Youth からおぉーっと言いたくなるエキサイティングな演奏とスイングに圧倒されます。そしてやっぱりドラムスのシャープなプレイに耳奪われます。3.The Imitation Game 、5.Delusion of Understanding でもオリジナリティのあるフレーズやサックスのハーモニーで、これぞNYジャズを見せつけてくれます。
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