2025-08-01

OPT ISO BOXでLAN高音質化

 

オーディオ用のMacbookを有線LAN接続して高音質化する話を以前書きました。今回はその有線LAN部分をオーディオ的にグレードアップしてみました。界隈で話題のTOP WING社製OPT ISO BOX(オプト・アイソ・ボックス)を購入したのです。

OPT ISO BOX。タバコ箱よりちょっと大きい。4万円弱。

Wi-Fiルーターの有線LAN端子→LANケーブル→OPT ISO BOX→LANケーブル→Macbook(有線LANアダプタ)と、LANの途中にかますものです。BOX内で光ケーブル接続を介する「光アイソレーション」と呼ばれるもので、LANに乗るノイズを除去する効果があります。

音質は、以前と比べてもっと漆黒の背景からポッと音像が浮かびあがるような、音そのものが力強さを持って輪郭はっきりと、前後上下方向も表現してくれるようになったと感じられます。生々しさが増して音楽を聴くのがさらに楽しくなった気分です。

思い返せば、サブスクの音って拡がりもあってキレイなんだけど聴き流してしまうところがあると感じていたんです。特にレコードの音を知ってしまうとね。ところがこの光アイソレーションで耳が音楽を聴くことに集中せざるをえない状況になります。

しかも通信速度を10M/100M/1Gbpsの3段階で切り替えることができます。不思議なことに音が変わります。10Mは低域をギュッと前に出してきてロックやモダンジャズがいい感じ。1Gは少し腰高になりますが拡がりがあってハイレゾらしい精細な音。100Mbpsはその中間いいとこ取りな印象で気持ちよく聴けるので僕はここに合わせています。

ちなみにLANケーブルもTOP WING社のUltra Slim Link(8,800円/1m)✕2に変えています(これの効果も影響あり)。同社はDATA ISO BOXというオーディオ専用のネットワーク環境を構築する製品も発売していて併用するといいらしいのですが、まぁ段階的に。

せっかくのQobuz、ロスレスはもちろんハイレゾの大きな皿に乗った食材(楽曲)をしっかり味わいたいという一環です。あぁ...沼の入口に入ってしまいました。でもしばらくこれでいいかな。音に満足しているし。