2021-04-04

いい音で聴きたい

私の音楽リスニング機材を紹介します。

オーディオは大好きです。中学生の頃から秋葉原に通って、暇な時間帯にオーディオ売場の店員さんにアンプ、スピーカー、チューナー、カセットデッキ、レコードプレーヤーなどの見積を作ってもらって遊んでいました(迷惑だったはず)。

その後、限られたお小遣いや収入はレコードやCD購入に充てられ、オーディオにはそれほどお金をかけないまま歳をとっていました。しかしサブスクリプションサービスの開始によってめっきりCDやダウンロードの数が少なくなってしまいました。週末になると必ず通っていたあのCDショップ通いの時期は遠い過去です。

コロナとStay Homeによってまた「いい音で聴きたい」熱が再開しました。家に数千枚あるCDを片っ端から聴く時間ができたことと家の近くにオーディオショップがあってよく行くようになったことがきっかけとなり、機材を揃えました。

構成は、PC→DAC(デジタル信号を質の良いアナログ信号に変換する装置)→ヘッドフォンです。PCのヘッドフォン端子につなげて聴くことでもOKですが、より「いい音」で聴くために必要な機材です。

家にあったPC(MacBook Air2013年モデル)。USBケーブルでDACとつなぎます。

PCの下に置いてあるDAC(TEAC UD-505)。ヘッドフォンアンプも兼ねているのでこれに好きなヘッドフォンを挿せばOK。DACは1万円くらいから買えますが、15万円以上になると多機能なだけでなく、やはり「いい音」がします。XLRケーブル(バランス接続)でヘッドフォンドライバーにつないでいます。

ヘッドフォンはSTAX SR-L700 MK2、そのヘッドフォンを鳴らすために必要なドライバーSTAX SRM-353X(生産終了)の組み合わせを使っています。私としてはこれはハイエンドです。中学生の頃から憧れだったSTAXです。合計で25万円もヘッドフォンにかけるのは普通ではないですが、かけただけのことはあります。あらゆるジャンルの音楽をあますことなく高精細に表現してくれます。

家のことを考えると大音量はヘッドフォンにならざるを得ないですし、夜聴くのであればなおさらです。でも本当は「いい音をスピーカーで聴きたい」です。自分にあったスピーカーを探しているところです。探すのもまた楽しいです。

2021-04-01

2021年春

新型コロナ感染者数は第4波に突入したとされ、ワクチン以外の対処も見つからないままです。飲食業やイベント業などリアル集客を前提としたビジネスにとって厳しい状況は続いています。

私自身、東日本大震災のときもそうでしたが、今回の世界的新型コロナウイルス感染症による被害もターニングポイントになりました。いままでの状況をリセットし、今後のビジネスを見据える必要に迫られたわけです。テンポ感を失ってなんとなく続けてしまうことはこれを機にやめて、デジタルシフトしやすくなった今こそ、自由自在をとりもどし新たなチームコラボレーションに向けて動き出すことにしました。

映像、音楽やゲームなどエンターテインメントの制作現場は、ユーザー環境の高画質化高音質化からのフィードバックを受けて、より進化することが求められています。リアルもデジタル化が進みペーパーレスはもちろんスマホやIoTデバイスによる効率化は、本来ユーザーがやりたいことに特化することを助けてくれます。

このターニングポイントを活かすことができればと思います。

2020-08-01

やっと夏が来ました

長い梅雨が明けて、やっと夏が来ました。

3月からずっとトンネルの中にいて、2020年の5ヶ月はまるでなかったかのようです。東京の新規感染者数も記録更新していて、先が見えない状況です。重症者数が少なくなっているので、コロナも変化しているのかもしれません。

事業を継続させようと気ばかり焦ってしまい、空回りの連続で周囲の人たちにも迷惑をかけてしまい、残るのは自己嫌悪感ばかりです。そして8月になり夏が来たので、心を切り替えてみようと思っています。


こうして、ついコロナのせいにしてしまいますが、実は以前から自分の中に起きていたことでもあったことに気づきます。そうするとさらに反省から立ち直れなかったりしますが。

事業も自分も変わるべきだったものが、ちょっと早まっただけ。飲食も音楽も回復するまでには時間がかかりそうです。焦るのをやめて、じっくり考えてもいいのかなと思います。ひとりで考えるのではなく、まわりの人たちとも一緒に考えてみます。

2020-04-19

家にいて、すぐにやること

健康の次に不安なのは生活維持のこと。まずは「現金」の確保です。助成金や補償、無利子融資はうわさ話に惑わされることなく、公的情報をWEBや電話で確認していくことです。

外出しないこの時期に、必要なものと必要ではないものを切り分けて、毎月かかるような固定費を減らします。無収入になった場合の生存日数を貯蓄から割り出して、一日でも増やすように、貯金体質に持っていきます。

さて、アフターデジタルです。ECやコンテンツ配信は、いまやすぐにでも始められるしくみがネットにあります。でも、なにを売ったらいいのか、なにを配信したらいいのか。

いきなりやる前に、もう一度、いまの商売でお世話になっているお客様や取引先、同僚の顔を思い浮かべて、目の前にいることを想像してみます。会えないので、想像です。あの人だったらこんなこと言うだろうなあ、この人だったらこんなことに困っているだろうなあ。その人に自分だったら、なんて言うかなあ、こんなこと言ったら喜ぶかなあ、あんなこと言ったら叱られるかな。


その自分の意見を、メモ帳に書き出してみます。そしてあまりまとまっていなくても、そこに答えとか結論がなくても、発信してみるのです。SNS、ブログ、文字が苦手ならスマホやPCに語りかけてYouTubeに掲載します。たとえ読んでいる人が身近な数人だけだとしても、たとえ誰の反応もなくても、発信することでなにかが変わります。

いますぐにやることは、身近な人に向けて情報発信することだと思います。

2020-04-18

変わったこと、変わること

人と会わずに家にいることが増えたおかげで、さらに人気が増えた商売があります。

ひとつはECです。ネットで注文して、翌日か数日後に手元に届く。ケータリングは1時間以内に届きます。便利です。食料をはじめとして生活必需品や対策グッズも品切れの期間があるもののECで手に入る時代です。

もうひとつはネット映画や番組、音楽配信、動画配信/ライヴ配信といったデジタルコンテンツです。数ある中から選ぶのにひと苦労しますがいい作品に出会ったときの満足感は高いです。お気に入りのコンテンツに浸りたいという気持ちは誰にもあります。

今回のことで、スマホはもちろん家にPCやタブレットを持つ人が増えたはずです。チャットだけでなく、ビデオ通話も一般化する機会になりました。満員電車に乗って出勤することや社内ミーティング、残業などの働き方は変わってほしいと多くの人が思っていたわけで、これでやっと変わるかもしれません。


まさにアフターデジタルが加速するきっかけになりました。

もう飲食業ではない、お客様の食の課題を探し出して、デジタルを使って解決する仕事となる。食を作って提供するのはその一部である。もうライヴスペースではない、アーティストの表現の場としての課題を探し出して、デジタルを使って解決する仕事となる。場所を持ってお客様に来てもらうのはその一部である。ECも、コンテンツ配信も、その一部である。

そうやって考えると、やることたくさんあって、どこから手をつけたらいいものか…。

2020-04-17

人と会わないように…

まさかの新型コロナウイルス感染症の拡がり。最初はインフルエンザのようなものだろうとあまく見ていたのですが、この暴走するウイルスは甚大な被害を世界中に与えています。人は移動するので世界中に広まった。一転して「家に居よう」ということになった。

想定外の事態。つねづね「人と会う」ことが大切なことであり、ライヴパフォーマンスや外食&テイクアウトは人と人が会うことで価値が生まれると思ってここ数年チカラを入れてきました。インターネット等の技術は「人と会う」ことを促進するためのものだと。

ちょっと受け入れられずに立ち止まってしまいました。家族が感染しないための対策、いくつかの仕事対策と経済的な対策、やらなければいけない対策をひとつひとつやるのが精一杯。この先どうなってしまうのだろうという不安のなか、みんな同じ状況だと思い直して、状況をメモ帳に書き出したりして落ち着かせようとしています。

3.11を思い出します。不安でした。でもあの頃は人が集まって話をすることで励まし合うことができました。それで「人と会う」ことの大切さを知ることになりその後のビジネスにつながっていました。でも今回は「なるべく人に会わないように」と。それがいつまで続くかわからない...。長く続けばいまの仕事は持たない。さてどうしたものか。

2020-01-04

スター・ウォーズ

2020年正月は家族3人、スター・ウォーズ過去作すべてを順番に観てから、映画館にて9作目を観に行きました。私が中学生になった頃始まったこのシリーズは、娘が中学一年のこの冬、シリーズ最終作と言われる作品を上映するという、なんと40年超の長い期間をかけて継続してきたのだと感慨深いものがありました。そして家族揃って楽しむことができる物語を提供してくれていることに感謝しています。

ここで描かれていることのひとつは、一人のヒーローや一人の絶対権力といったいわゆる過去の英雄的リーダーシップから、複数のリーダーと自立した個人が「対話」を通じて呼応しそれぞれの力を発揮していく「チーム全体のリーダーシップ」へと移行しているということでした。


思えば多くのスポーツがそのような移行状態にあり、監督やコーチ、ベテランや若手がそれぞれ個人としての世界観をもち、対話を通じてひとつの方向へと自分の役割を果たしていくことを重視しているようです。

いままでのセオリーが10通りあったとすると、上記によって100通りくらいになって、より個人とチームの対応力が求められているような状況なんだと思います。これを「今までのように行かない」と捉えるか「であればもっと研究して追従していこう」と捉えるかで迎える未来が違ってくるのだろうと思うのです。

2020年、「今までのように行かない」年となるかもしれません。誰かがヒーローのようにやってきて助けてくれるわけでもありません。まずは個人としての力を蓄えて、チームの対話を大切にして、乗り切っていこうと思います。