2025-09-12

BEAT Live at 武道館

 

9月1日、BEATを観に行ってきました。武道館は久しぶりでした。高校時代に初めてロックライヴを観たのも武道館。リッチー・ブラックモアのギターに興奮したのを覚えています。文化祭でクラスの皆んなで武道館の縮尺模型を作って展示したのも良い思い出です。

2階席で前は通路という見晴らしのいい席でひとり、周りも同年代らしきオジさんに囲まれて観ました。ひとりじゃつまらないかなと思いきや、座りながらも体の中は終始ノリノリで楽しかった。行って良かったなぁと思っています。


80年代のキング・クリムゾン楽曲を当時のメンバーであるエイドリアン・ブリューVo.Gとトニー・レヴィンVo.Bに加えて、スティーヴ・ヴァイG、ダニー・ケアリーDsで演奏するというなんともピンポイントでニッチなバンド。ダニーが64歳でヴァイが65歳、ブリュー75歳であの声!とトニーは79歳ですよ。二部構成とはいえ複雑な曲を次々に、元気だなと敬服しました。

行く前に予習していたら当時買ったLDまで出てきて、この時期のクリムゾンが好きだったんだなと思い出しました。独特のリズムと変態ギター、大好きなトニーのスティックベース。バンドをやっていた者として影響も受けていました。ロバート・フリップGとビル・ブルーフォードDsの無機質かつ冷徹で狂気を帯びたリズムが魅力でもありました。

今回行こうと思ったのはやはりヴァイ先生。スティーヴ・ヴァイモデルのギターを持っているくらいですからね。そしてTOOLも好きでライヴも観たことがあり、ダニーがどう叩くか興味津々でした。印象を大ザッパに言いますと80年代のはイギリスのバンド、BEATはアメリカのバンドという感じでしょうか。主役がブリュー(アメリカ人)で&フレンズ的な展開に感じました。

スマホのみ撮影可で多くの人がSNSにアップしているようで、同年代の音楽ファンが盛り上がっているのがうれしい。好きだからこそ思う、RedをやってほしかったとかFrame by FrameのサイドGは高速フルピッキングで対抗してほしいとかElephant Talkの象の鳴き声はもっとらしく決めてほしかったとかありますけど、ヴァイ先生のギターの“舞い”を観れたので良しとします。


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