Boz Scaggs(ボズ・スキャッグス)の有名なアルバム「シルク・ディグリーズ」(1976年)や「ミドル・マン」(1980年)は今でもたまに聴きたくなります。ジェフ・ポーカロのドラムスを聴きたいってのもありますが。そんなボズももう81歳。最近はブルースシンガーとしての魅力も聴かせてくれていますが、この2025年新作はなんとジャズシンガーなアルバムです。
リンダ・ロンシュタット、ポール・マッカトニー、ロッド・スチュワート、往年のジャズシンガーのトニー・ベネットと共演したレディー・ガガ、そして八代亜紀さんも実に味わい深いジャズアルバムを発表しています。実力あるシンガーであればジャズソングは作品に残したいのでしょうか。名バラードをはじめ様々なスタイルを歌い重ねてきたボズの歌唱はとにかく渋い!
たとえば2.Angel Eyes 、1946年マット・デニス作曲のスタンダード名曲ですが、歳を重ねた者だからこそ出せる哀愁を感じます。「いろいろあったよなぁ」なんてね。もうひとつマイナー調ですと8.The Meaning Of The Blues もしっとりとオススメです。自身の2ndアルバム(1969年)からの再録、5.I'll Be Long Gone もまるでスタンダードのように響きます。灯りをおとして、ホットウイスキーでも用意してぜひ。

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