まったく話題にすらならないSACDサラウンドやDVD- Audioですが、個人的に盛り上がっています。わけは何と言っても“図太い音”です。CDはもちろんアナログレコードで体験した音と比較しても明らかに違う音がします。
そりゃサラウンドですから、各スピーカーから出ている音が違うので当然ちゃ当然。サブウーファーもあるし、拡がりも別物です。つまり2chステレオを楽しむのとは別の話ですね。
それにしてもこの違い...。おそらくサラウンド用にミックスしなおす過程で生まれた音だと思います、とにかく生々しく「ズドン!」と来ます。
サラウンドで聴けるプログレの名盤たち
写真上段左から
- PINK FLOYD「The Dark Side Of The Moon(狂気)」(1973年作品)
SACD5.1ch/SACDstereo/CDstereo(2019年) - YES「Fragile(こわれもの)」(1971年作品)
SACDマルチch/SACDstereo/CDstereo(2011年) - GENESIS「A Trick Of The Tail」(1976年作品)
SACDマルチch/SACDstereo/CDstereo、DVD Dolby Surround/DTS Surround/Extras(2007年)
写真下段左から
- YES「Close To The Edge(危機)」(1972年作品)
Blu-ray5.1ch/Blu-rayStereo/Additional Material、CDstereo(2013年) - EL&P「Tarkus」(1971年作品)
DVD-Audio5.1ch/DVD-AudioStereo、CDoriginal album、CD2012stereo mix(2012年) - KING CRIMSON「Red」(1974年作品)
DVD-Audio5.1ch/DVD-AudioStereo/DVD DTS5.1ch/DVD PCMstereo/Video Content、CDstereo(2009年) - KING CRIMSON「Discipline」(1981年作品)
DVD-Audio5.1ch/DVD-AudioStereo/DVD DTS5.1ch/DVD PCMstereo/Additional&Video、CDstereo(2011年)※5.1chやマルチchはサラウンドってことです。
70年代プログレの鮮烈な音を浴びることができます。圧倒されるばかりです。いろいろありながらもよくこんな作品を作ったなぁと畏怖の念を抱きます。
ちなみにクリムゾンのディシプリンは80年代ものですが、9月の再現バンド“BEAT”の武道館ライヴも期待して加えました。ほかにもRUSH「Moving Pictures」(1981年作)もあってこのDVD-Audioサラウンド(2011年)もスゴいんです。