我が娘は大学生でもうすぐ19歳になります。つい最近「洋楽好きな友達と盛り上がったぁ」と、プレイリストを片っ端から聴かせてくれました。大雑把ですが、ブルーノ・マーズ、エド・シーラン、デュア・リパの楽曲が多かったかな。とにかく好きで繰り返し聴いては歌ったり踊ったりしているそうです。
先月下旬こんな記事を見つけました。“音楽が最も強く心に響く時期は性別で異なる 男性は16歳頃、女性は19歳頃 最新研究結果”。「10代から60代半ばまで11言語を話す84カ国・約2000人の参加者に『あなたにとって個人的に重要または意味のある音楽を1曲挙げてください』というシンプルな質問」によるものです。
一貫していたのは「女性は男性よりも遅い時期に音楽との深い結びつきを形成する」とのことで、さらに引用すると
思春期中期(おおよそ14~17歳)には、多くの若い男性がロックやメタルのような激しく反抗的なジャンルに惹かれます。こうした音楽的選択には明確な目的があるという。自立の確立、仲間集団との同調、そして親からの自立の表明が挙げられています。 〜中略〜 一方、女性は思春期において、より多様で感情的に多層的な方法で音楽と関わる傾向があるという。反抗や仲間との同調を主目的とするのではなく、若い女性は、感情表現、恋愛関係の整理、価値観の探求、社会的つながりの維持のために音楽に頼ることが多いという。
僕が16歳というと1981年ですからまさに自分的にハードロック最盛期。 高校生から大学生へと向かって親からの自立を試みていたのかもしれません。バンドを組むことも仲間との同調であると。
19歳の娘は、大学のサークル活動で友達と過ごしては「楽しかったぁ」と帰って来る毎日。この生活を表現することと音楽体験がリンクしているんだと思います。我が家はたまたまこの研究結果と重なっていますが、同じようなことを感じる方は多いのではないでしょうか。
ちなみに娘は僕の影響もあってマイケル・ジャクソンやクイーンも好きで聴きますが、友達と盛り上がるのは近年のポップスであるようです。そして将来「よく聴いたわ〜」とブルーノ・マーズをかけては大学時代を思い出すことでしょう。
